システムトレード

人工知能トレードの浸透

前回、今後は人工知能によるトレードが増えてくると書きました。これはまあ周知の事実、世の流れではあります。ではなぜ増えていくのか。

まずパフォーマンスが期待できます。従来のシステムトレードより応用が効き、強化学習を突き詰めて絶えず学習し続けていけば、プロの裁量並のパフォーマンスを出すことも可能かもしれません。なので人工知能トレードをやろうという人が増え続けていくと思います。

そして第2の理由は、人工知能トレードの参入障壁は実はそれほど高くないということがあります。そんな馬鹿な、AlphaGOとか作っているのは天才の集団じゃないの? と思うかもしれません。確かにその通りです。ディープラーニングの難しい数式を理解して実装できるのは、東大卒のエリートとかでしょう。でもこういった凄い人たちが、一般ユーザのためにライブラリを作ってくれています。難しい数式や理論はライブラリに隠蔽されているので、我々一般ユーザはそんなものを理解する必要がありません。ざっくりとした概論、図が豊富で初心者向けに書かれているQiitaの記事がわかる程度で十分です。

プログラミングのレベルもそれほど高い水準は要求されません。人工知能のコーディング量はライブラリのユーザ側はそれほどありません。

さらに昔と違ってシステムトレードの環境が出来上がっています。価格データは入手しやすいですし、ブローカーのAPIもあります。一昔前のシステムトレードは、こういった環境がありませんでした。MT4やトレードステーションが登場するまでは限られた人しかできなかったと思います。

今後、人工知能が使えるシステムトレードのツールが出てくるかもしれません。そうなれば人工知能トレードの浸透は加速していきますし、そういったものを待たずとも既に一般ユーザレベルで人工知能に取り組める環境があります。こういった背景から、人工知能トレードが浸透していく速度は、従来のシステムトレードが浸透してきた速度より早い気がしています。

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