システムトレード

システムトレードで退場しないための枚数設定

口座資金が底をついたら終わり

投資で最も重要なのは稼ぐことより退場しないことです。つまり破産しないこと、口座資金がバーストしないことです。当然、システムトレードでも同じことが言えます。

10万や20万の少額を口座に入れて、底をついたら資金追加しようという考えでやっているなら、考えを改めるべきです。トレードを体験するために最初の1回は、それでも構いません。でも何度も少額の資金追加を繰り返しているようでは、いつまでたっても、資金管理やリスク管理の能力が身につくわけありません。

自分が投資に投入できる資金は全て口座資金に入れて、その資金は虎の子として、無くさないように努めるべきです。資金追加は構いませんが、それは自分に余剰資金ができたから投資に回そうという時です。

口座資金を減らすのは、仕方が無いことです。トレードをしている以上、避けることはできません。しかし、その資金の減少量は、最悪のケースのときでも資金の底をつかない様に調整する必要があります。

破産しないために心がけることは、基本的に1つです。

張りすぎ注意

破産のほとんどの理由は、張る枚数が大き過ぎるのが原因です。他にも塩漬けとかマーチンとかもあるのですが、ちゃんとした戦略のシステムトレードには無縁なので、今回は考慮外とします。

システムトレードの適正枚数は?

では、システムトレードで破産しない枚数の適正値は、どうやって算出すればいいのか。これは動かしているストラテジーが1つか複数かによって変わってきます。大抵の場合は複数だと思いますが、話を簡単にするために、まずはストラテジーが1つの場合を考えます。

裁量トレードでは、1回のトレードの最大損失を口座資金の2%に抑えろ、というのが一般的に言われています。

システムトレードの場合も、肌感覚的にはそれぐらいになります。口座資金100万、ストップロスが100pipsのストラテジーの場合は、2枚ということになります。しかしシステムトレードの場合は、ドローダウンから考える方法が一般的です。最大ドローダウン × 枚数 + 証拠金 が口座資金の80%(20%ぐらいはバッファ、余剰資金)でしょうか。

サンプルとして、口座資金100万、USDJPYのあるストラテジーの最大ドローダウンが500pipsの場合は下記のようになります。証拠金は計算を簡単にするために5万/1枚とします。

(口座資金) 100万 × 0.8(80%) = 50(DD500pips) × X枚 + 証拠金 5万 × X枚

この場合は、X=1.45枚 となります。DDを450pipsに抑えて、口座資金のバッファを考慮しない場合は、裁量と同じ2枚になります。

枚数計算に使うドローダウンは、バックテストの最大ドローダウンでいいのか?

枚数計算に使うドローダウンは、バックテストの最大ドローダウンでいいのか? 実際に運用すると最大ドローダウンは更新するものなので、バックテストの1.5~2.0倍ぐらいのドローダウンで計算した方がいいのでは、という説があります。

私もEAを購入していた時代は、バックテストの最大ドローダウンの2倍で、枚数を算出していました。というのも購入するEAは、すぐにバックテスト以上のドローダウンを叩き出すんです・・・

私は、自分で作成したストラテジーの場合は、バックテストの最大ドローダウンで計算していいと思っています。実運用ではバックテストの最大ドローダウンを超えることは基本的にありません。バックテストの最大ドローダウンを超える損失を出すストラテジーの場合は、そもそも作りが雑で、オーバーフィッティングしただけの実運用できるレベルの品質でないことがほとんどです。それかバックテストの期間が短すぎるかです。

私が作るストラテジーは、バックテスト期間にリーマンショックの頃を入れれば、その時が最大ドローダウンになることがほとんどです。なので、リーマン時のドローダウンで、枚数計算しています。

実際に運用をし出すと、損失が出始めたとき、バックテストの最大ドローダウンに到達する前に、怖くなって運用を止めてしまいます。なので、最大ドローダウンの1.5倍とかは、枚数設定として堅すぎます。

複数ストラテジーの場合はどうするの?

では複数ストラテジーの場合はどうるのか? 全てのストラテジーの枚数を、上記の方法で設定する訳にはいきません。それだとドローダウンが同時にきたらバーストします

本来であれば、全ストラテジーの相関係数を出して調整すべきなのですが、これは大変で難しいことなので私はやっていません。(いつかは、やろうと思っていますが・・・) 私は単純に、同時に稼働させる全ストラテジーのバックテストのトラックレコードを統合して、その最大ドローダウンを出しています。その最大ドローダウンで、上記の計算式から、バッファは多めに25~30%ぐらいにして枚数を出しています。これを1ストラテジーの基本枚数とします。

でも、ストラテジーによっては優秀なのと、そうでないのがあります。なので、1トレードの平均pipsが高かったり、ドローダウンの低いやつは、この基本枚数より少し上げます。逆に1トレードの平均pipsが低いやつや、ストップロスが大きめで動かしていて体に悪いやつ(笑)は、基本枚数より少し下げます。この上げ下げの調整量は何となくです。気持ち程度です。何の根拠もありませんが、だいたい基本枚数の1~2割ぐらいにしています。基本枚数が10枚なら、優良ストラテジーは11枚、良くないのは9枚とかにしています。


以上、システムトレードについての枚数設定でした。

とにかく張りすぎ注意です。最初は手堅く、小さめの枚数ではじめしょう!

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