私の現職は SRE
です。それで培った技術を現在運用中のシステムトレードにも取り入れていこうと思っています。
SRE、この言葉は、一般の方はもちろんIT技術者でもなじみのない言葉だったりします。インフラエンジニアを今風に言うとこうなります。
クラウドの登場により、昔とは違って今ではインフラ担当者もコーディングするようになりました。インフラエンジニアもソフトウェアを扱うようになり、これまで行ってきた手順書作成やコマンドオペレーションの作業を、バグ(=Toil)と見なす考えが浸透してきました。このバグ、つまりToilをできるだけなくすべく色々と自動化していきましょうというのが、SREのミッションに1つになります。
今の私のシステムトレードの運用も手作業がほとんどです。SREの観点から見直すとToilだらけです。ざっと思いつくところで
- モデルの更新
- バックテスト
- システム更新で発生する本番環境へのデプロイ
- 週初めのシステム起動
- 玉帳の更新
- トレード成績のパフォーマンス分析
- インシデント発生時のチケット起票
- 指標管理テーブルの更新
などがあります。一部、半自動化なっているものもありますが、改善の余地だらけです。時間ができたときに、この辺りの自動化を行っていきたいと思っています。(時間ができたときなんて言ってるようじゃ、いつまで経ってもできそうにありませんが・・・)
余談になりますが、システムトレードとSREは相性が良いと思っています。SREで必要な技術は色々ありますが、Pythonがメジャーだと思います。システムトレードも最近はPython一択になってきたので、求められる技術は近いものがあります。システムトレードもシステムと名がつくぐらいなので、運用の考えは商用のシステムと同じで、安定稼働が求められます。
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