TechAcademy(テックアカデミー)のスマートコントラクトコースが受講完了しました。
これでブロックチェーンセットのコース2つとも受講完了したことになります。
今回は、スマートコントラクトコースのレビュー記事になります。
ブロックチェーンコースのレビューはこちらです。
私がスマートコントラクトコースの受講前は、以下のような疑問がありました。
- 独学じゃダメなの?
- ブロックチェーンコースを受講していないと、ついていけないの?
- 前提知識は必要? 難易度は?
- 学習時間は公式推奨の160時間でいいの?
- 受講後のお仕事は?
これらについて、いろいろとわかったことがあるので共有します。受講検討中の方の参考になれば幸いです。
スマートコントラクトコースの講習内容
テックアカデミーのスマートコントラクトコースで実際にやることは、下記の本を読み、それに関する課題をやります。
課題の半分ぐらいは Solidity のコーディングになります。本に載っているサンプルのプログラムを写経して、さらにプラスアルファで機能を追加したりします。
前提知識について
本には、スマートコントラクトの開発言語である solidity について、簡単な説明は載っています。しかし、プログラミングの基本はわかっている前提で書かれており、初心者向けの説明というわけではありません。
というわけで、前提知識としてプログラミング知識はあったほうが良いと言えます。例外、継承、コンストラクタ、この辺りの単語を聞いて、「なにそれ?」という方は厳しいかと思います。
ただ、本人のやる気と努力次第では、プログラミングがわからなくても何とかなると思います。 solidity は、それほど複雑な言語というわけではないので、同時並行でわからないことがあったら、調べながらやるというスタイルでも十分対応できます。
テックアカデミーのコースはメンターがついて、わからないことは何でも質問できるので、プログラミングの基礎のことも聞きまくればいいのです。こっちはお金を払っている立場です。ガンガン利用してやりましょう!「関数って何ですか?」とかいう質問でも、「ググれ、カス」とかは言われないので安心して下さい(笑)
ブロックチェーンがさっぱりという方は、ブロックチェーンコースの教本であった下記の本を、一読しておくことをオススメします。ブロックチェーンの基礎を押さえておいた方が、スマートコントラクトに対する理解も深まります。
(無くても努力次第ならなんとかなりそう)
(本1冊読んでおく程度でOK)
難易度について
難易度ですが、プログラミングの内容はそれほど難しくありません。サンプルに毛の生えた程度のものを作るだけですし、量もそれほどありません。
ただ実際にコーディング作業に入るまでが少し苦労します。 Solidity の開発環境やEtherクライアントを準備して、スマートコントラクトの開発に慣れるまでにちょっと時間がかかりました。実際に私が遭遇したトラブルは下記にまとめてあります。
実際に必要だった学習時間
ブロックチェーンコースの時は、全然時間をかけていませんでしたが、スマートコントラクトコースは結構時間をかけました。公式がいう160時間は、さすがにかかっていませんが、平均して3,4時間/日は費やしていたと思います。プログラミング初心者の場合はもっとかかると思います。
受講した方がいい人
ブロックチェーンやスマートコントラクトに興味があるけど、受講に迷っている場合は、まず教本を買って自分で読んでみるのがいいかと思います。受講しても教本は別途、購入することになるので無駄にはなりません。
ざっと読んでみて、よくわからない、専門家に聞きたいことがある思うなら受講はありだと思います。
あとはやはり、効率よく学習したい方にはオススメできます。ブロックチェーンやスマートコントラクトは一般技術にない特有の考え方があるので、専門家と話をしながらのほうが理解が早いです。
週2回ペースである専門家との 1on1 は、質問事項の他に、現在の業界状況や旬な技術、転職情報なども聞けたりします。
で、受講したあと転職できんの?
これは微妙です。というかできません。
テックアカデミーと併設されている転職エージェントの案件は、業務経験無しOKのjavaやWeb開発がほとんどです。ブロックチェーンの案件はありません。
ブロックチェーン業界に転職したいなら、そのままブロックチェーンに強いエージェントにコンタクトをとりましょう。テックアカデミーの受講は無駄な工程です。